2008年09月10日

戦闘機もエコの時代?混成燃料を用いた空中給油実験が実施

戦闘機もエコの時代?混成燃料を用いた空中給油実験が実施
 温室効果ガスの排出量削減の観点からバイオ燃料の利用促進が検討されているが、日本においては自動車燃料としてもバイオ燃料への転換はほとんど進んでいない。
 地球温暖化防止への消極的な姿勢が目立つ米国となるが、実は、バイオ燃料の普及の観点からいうと最先進国は米国となる。
 もちろん、地球温暖化を防止するためにバイオ燃料が普及した訳でなく、実際のところは、原油価格の上昇を受けて単にガソリン価格の高騰が続いていることがバイオ燃料の普及の原因ともなっている。
 こうした取り組みは最近になり、米軍組織の間でも浸透。米軍の中でも最もバイオ燃料普及に積極的なのが、膨大な燃料を湯水のように消費するジェット機を多数運用している米空軍となる。
 画像は、8月28日に行われたKC-135空中給油機を用いた飛行中のF-22戦闘機に対する50:50の混成燃料の空中給油実験を撮影した映像。
 今回の実験により50:50の混成燃料を用いても空中給油には支障が生じないことが判明。米空軍の混成燃料全面移行計画は更に一歩前進した格好だ。
 米空軍では7月には同じく50:50の混成燃料を使ったF-15戦闘機による音速飛行実験を実施し、50:50の混成燃料を用いた場合でもJP-8相当のジェット燃料と遜色がないとの実験結果を得ていた。
 米空軍では、最終的には保有する全航空機に使用する燃料を50:50の混成燃料に切り替えることで、原油価格の上昇に伴う燃料費高騰に歯止めをかける。


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