2008年06月27日

バルカンエンジンを装備した超音速機の開発計画をスタート

バルカンエンジンを装備した超音速機の開発計画をスタート
 米国防高等研究計画局(DARPA)は24日、スクラムジェットの一種となるバルカンエンジンを搭載することでマッハ6以上の速度まで加速して飛行可能な超音速航空機のフルスケール実験機「Falcon HTV-3X」を2012年までに開発して、試験飛行を行う方針を明らかにした。
 フルスケール実験機「Falcon HTV-3X」での実験結果を踏まえた上で、DARPAでは最終的に実証機「HCV」の開発につなげる意向。
 開発が決定した「Falcon HTV-3X」は通常動力源としてターボジェットエンジンを装備することで、一般の航空機と同じように滑走路を使って離陸。離陸後はターボジェットエンジンを使ってマッハ4まで加速し、バルカンエンジンを起動し、マッハ6以上の目標速度に到達することが見込まれている。
 「Falcon HTV-3X」が実用化された場合、地球上のどこにでも2時間で到達することが可能となる見通しだ。
 DARPAでは偵察用や大陸間弾道弾に代わる運搬手段に、また、衛星の打ち上げ用などにも利用することが可能だと見ている。


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