2008年07月20日

木星に出現した第三の赤斑、大赤斑に飲み込まれる

木星に出現した第三の赤斑、大赤斑に飲み込まれる
 今年に入ってから木星に出現した第三の赤斑が大赤斑に飲み込まれて無くなったことが17日、ハッブル宇宙望遠鏡による観測結果から明らかとなった。
 木星には今から350年~200年前に出現した大赤斑と呼ばれる赤い巨大な渦が、更に、2005年末に白斑から変化した小赤斑の2つの赤斑が存在していたが、今年に入ってから、小赤斑を一回り小さくした位の第三の赤斑が出現したことが、ハッブル宇宙望遠鏡による観測結果から明らかとなっていた。
 5月の時点では、この第三の赤斑は大赤斑と同じ緯度を大赤斑に近づくコースを辿っていたことから、このまま進んだ場合には8月頃までには大赤斑に吸収されるか、あるいは、ぶつかって跳ね飛ばされるかの、どちらかの状況となることが予測されていた。
 画像の分析を行ったNASAのジェット推進研究所では、「第三の赤斑はあたかも『パックマン』のように大赤斑に飲み込まれてしまった」と述べている。


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