2008年06月06日

エジプト考古庁、幻の「頭のないピラミッド」を再発見

エジプト考古庁、幻の「頭のないピラミッド」を再発見
 1842年にドイツ人考古学者、カール・リチャード・レプシウス(Karl Richard Lepsius)によって発見された「頭のないピラミッド(Headless Pyramid)」と呼ばれる上部構造物が完全に失われたピラミッドがレプシウスの発見から166年ぶりに再発見することに成功していたことが5日、エジプト考古庁の発表により明らかとなった。
 このはピラミッドの地上構造物となる三角錐部分が完全に失われ、地下の構造物だけが残されていたというもの。レプシウスは1842年の発掘記録にこの珍しいピラミッドを「頭のないピラミッド」と書き残したことから、その後は「頭のないピラミッド」として知られるようになった。
 しかし、「頭のないピラミッド」は上部構造物が完全に失われていたため、レプシウスによる発掘調査が行われた以降は直ぐに、砂によって完全に埋没。20世紀に入るとその場所がどこにあったのかさえ判らなくなり、幻の「頭のないピラミッド」として伝えられるところとなったものとなる。
 今回、この再発見に成功したのはエジプト考古庁のザビ・ハッサン(Zahi Hawass)博士を中心とする発掘調査グループ。
 発掘調査グループはサッカラ遺跡にあるジェセル(Gisr)王の階段ピラミッドの近くの砂を8メートル近く取り除くことによって、この失われたピラミッドの遺構を再発見することに成功したとしている。
 ハッサン博士は、この遺構は、エジプト第5王朝のメンカウホル(Menkauhor)王のピラミッドのものではないかとみている。
 第5王朝のメンカウホル王、第7-8王朝ネフェルカーラ(Neferkare)王、第9-10王朝イティ(Ity)王の3つのピラミッドはこれまで発見されてこなかっただけに、仮にこの遺構がメンカウホル王のものだということが確定した場合は、エジプト考古学上、極めて重要な発見ということになる。


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