2008年05月17日

エアバス、A380の納期で最大3ヶ月の遅延が発生

エアバス、A380の納期で最大3ヶ月の遅延が発生
 エアバス社は13日、スーパージャンボ「A380」の納期に関連して2ヶ月半から最大で3ヶ月の遅延が生じる可能性があることを発表した。
 新しく採用されたシリアル・プロダクション(serial production)方式と呼ばれる生産工程に問題が生じたことが今回の納期遅延の理由。
 この納期遅延に伴い、今年予定されていたA380の生産機数は従来予想の13機から12機に削減。また、2009年生産分に関しても25機から21機に減少となる見通しだ。
 納期遅延の発表の席上でエアバス社のトム・エンダース最高経営責任者(CEO)は「(この遅延により)当初予定されていた生産機数を達成することが困難となった」とした上で「しかし、最悪の状況(catastrophic scenario)について話しているわけではない」と述べ、今回の遅延の影響は会社経営には大きな影響を与えないとの見解を示した。
 エアバス社はA380の完成が再三に渡って延期となったことを受けて、一度、経営危機状態に陥ったこともあり、市場では遅延が会社発表通り、最大で3ヶ月の範囲で収まるのかどうか、疑心暗鬼で見つめている。


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