2008年04月22日
エアバス、3発エンジンの第2エンジンのマウント方式で特許取得

エアバス社が3発ジェットの第2エンジンのマウント方式で米特許庁から特許取得をしていたことが21日までに明らかとなった。
今回、エアバス社が取得した特許(US Patent No.7,240,877 B2)は後部の水平尾翼の両端に垂直尾翼を取り付け、本来であれば垂直尾翼がある位置にジェットエンジンを搭載するという特異な外見をしたものとなる(図参照)。
3発ジェットを搭載した旅客機はロッキードL1011やマクダネル・ダグラスDC-10/MD-11など1980年代から1990年代にかけて開発が行われた中型旅客機で多く採用されたが、メインテナンス時に第2エンジンを取り外すのが、非常に面倒といった制約のために、その後は中型旅客機の設計では両翼に1機づつ、エンジンを搭載する2発ジェットが主流となってきた。
エアバス社ではこの新型の第2エンジンのマウント方式の場合、第2エンジンを取り外すのが容易であること、1機のエンジンが喪失したとしても、もう2機のエンジンで飛行が継続できるなどの安全性が向上すること、2発ジェットと4発ジェットの中間レンジの航空機を開発できることなどの数々の利点が得られると説明している。
Posted by mar-kun at 22:51│Comments(0)
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