2008年04月27日
ソユーズ宇宙船の着陸現場は炎上中

今月19日、着陸予定地点から420キロも離れた地点にハードランディングを行ったソユーズ宇宙船の着陸地点を遠望から撮影した映像。
この画像では見難いが、右下に写っている黒い点のようなものが回収チームを乗せたロシアの大型ヘリコプターで、その左側にある点のような所がソユーズ宇宙船の着陸地点となる。
画像を見ての通り、今回、ソユーズ宇宙船が着陸した場所は火災に接する場所だったことが判る。
現地関係者によるとこれはステップ火災と呼ばれるカザフスタン独自の自然現象の一つだという。日本でも焼畑農業というものがあり、田畑にわざと火を放つことにより灰の中和作用を使って土壌の品質を向上させるという原始的農業の方式の一つがあるが、カザフスタンのステップ火災の場合は自然体系そのものを破壊するとして最近では、火の手が広がらないような予防策も講じられている(ただし、今回のソユーズ宇宙船の着陸地点に起きていたステップ火災に関しては近隣の農家によって人為的に起こされたものといった報道も行われている)。
それにしてもソユーズ宇宙船、もし、燃え盛る草原のど真ん中に着陸していたらどうなったことだろうか?カプセルは耐火性であるため、問題はなさそうだが、救出チームは火の手が収まるまで近づけないという状況が発生して可能性もある。
一つだけ確かなことはロシア人はそういう細かいことは気にしなさそうだ。
Posted by mar-kun at 16:44│Comments(0)
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