2008年04月08日
EU、飛行中の旅客機内での携帯電話の使用を原則解禁

EU委員会は7日、これまで禁止されてきた飛行中の旅客機からの携帯電話の使用を原則解禁したことを発表した。
EU加盟の27ヵ国は6ヶ月以内に国内法規を改正して飛行中の旅客機からの携帯電話の使用を解禁することが求められることとなる。ただし、飛行中の旅客機内から携帯電話を使用するためには、携帯電話の通信を地上に中継するための通信中継装置を旅客機に装備する必要もあり、利用が直ぐに解禁されるのはフランスとスペインなどの一部の航空会社に限定される見通しだ。
飛行中の旅客機内での携帯電話の利用は航空機の電子機器に影響を及ぼす可能性があるとして、これまでは禁止されてきた。しかし、FAA(米連邦航空局)が行ったその後の研究調査では、実際には影響は及ぼさないことが判明。米国およびEUでは飛行中の旅客機内での携帯電話の利用を解禁する方向で準備を進めていた。
ただし、米国はまだ飛行中の旅客機内での携帯電話の利用は解禁されておらず、米国など旅客機内での携帯電話の利用を禁止している国の領空における携帯電話の使用は引き続いて禁止される。また、EUでは、携帯電話の利用が解禁された場合においても機長の判断により問題が生じた場合には携帯電話用の中継装置の電源を遮断する権限が与えられるとも述べている。
EUではアイスランドやウクライナなど、EU非加盟の近隣諸国に対してもこの新方針への準拠を働きかけていく方針だ。
Posted by mar-kun at 21:35│Comments(0)
│航空ニュース
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