2008年03月17日

米空軍州兵のF-16戦闘機、カンザス州で誤って民家を爆撃

米空軍州兵のF-16戦闘機、カンザス州で誤って民家を爆撃
 米空軍州兵のF-16戦闘機がカンザス州で誤って市街地で模擬弾を投下し民家の一部を破壊していたことが15日、地元紙の報道により明らかとなった。
 オクラホマン紙によると事故が起きたのは13日午後。ジェレミー・イズベル(Jeremy Isbell)さんが、カンザス州オクラホマ・シティーにある自宅アパートでくつろいでいると突然、バスルームから轟音。急いで、バスルームを覗いてみたところ、天井には大きな穴が開き、外には水色をした爆弾が落ちていたという。
 イズベルさんの通報を受けた地元警察では、爆弾に「米空軍州兵(Air Guard)」と書かれてがあったことから、翌日、米空軍州兵に連絡。地元警察の連絡を受けてはじめて米空軍州兵は前日、実施したF-16戦闘機の演習の際、1機のBDU-33模擬弾を誤ってオクラホマ・シティーの市街地の上空で落下させてしまったことに気づいたとしている。
 米空軍州兵によるとオクラホマ・シティーの上空で模擬弾が落下したことには「まったく気づかなかった」と述べている。
 米空軍州兵によると同日行われた演習は2機のF-16戦闘機が6機の模擬弾の投下を行うというもの。演習では地上の監視員が爆弾が着弾したことを確認する手筈となっていたが、2機の内の1機が最後に投下したはずの爆弾の着弾の確認されていなかった。
 同じオクラホマ・シティーでは1943年にも米軍の爆撃機が誤って模擬弾による爆撃攻撃を行うという歴史を持つことで知られている。1943年に起きた事故では、当初、「日本軍が攻撃してきた」といった情報も流れるなど、一時、大騒ぎとなった。


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