2008年09月01日

NASA、スペースシャトルの退役時期延長を検討へ

NASA、スペースシャトルの退役時期延長を検討へ
 NASAのグリフィン長官が2010年での退役が決まっているスペースシャトルに関して、後継の有人宇宙船「オリオン」の完成が見込まれている2015年まで運行の延長が可能かどうか、検討するように指示を出していたことが8月29日、明らかとなった。
 米地方紙の「オーランド・センチネル(Orlando Sentinel)」がグリフィン長官が部下に宛てた電子メールを入手。その内容を報じたことにより明らかとなったものとなる。
 NASAは2010年でスペースシャトル全機を退役させることを決定し、2010年から後継の有人宇宙船「オリオン」の完成が見込まれている2015年までの間は、国際宇宙ステーションへの渡航手段としてはロシアのソユーズ宇宙船を利用する方向で米議会と予算確保に関する調整作業を進めていた。
 しかし、8月にロシアがグルジアに対して侵攻攻撃を行ったことを受けて、議会を中心にこのNASAによるソユーズ宇宙船利用案に反対する動きが拡大。NASAが当初求めていたソユーズ宇宙船利用案を議会が承認する可能性はほとんどなくなってしまっていた。
 今回、グリフィン長官がスペースシャトルの運用延長の検討を指示したのは、代換案として利用を検討していたソユーズ宇宙船の利用が議会によって承認される見通しがなくなったことを受けてのものと見られている。
 NASAのジョン・エンブリック(John Yembrick)広報官は同日付けで、AP通信のインタビューに応じた上でオーランド・センチネル紙が報じたグリフィン長官が発したとする電子メールの存在を認める発言を行った上で「スペースシャトル運用延長が決まった訳ではない」と発言。
 グルジア紛争に伴う米露間の関係悪化という思わぬ事態を受けてスペースシャトルの退役時期が延長されるという思わぬ事態が生じる可能性が強まってきた。


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