2008年08月17日

超音速飛行実験体「HYBOLT」の打ち上げ実験8月21日実施

超音速飛行実験体「HYBOLT」の打ち上げ実験8月21日実施
 NASAは12日、HYBOLT(Hypersonic Boundary Layer Transition)とSOAREX(Sub-Orbital Aerodynamic Re-entry Experiments)の2つの次世代実験宇宙船の打ち上げを21日、バージニア州にあるNASAのワロップ基地で実施することを発表した。
 HYBOLTは、米ロケットベンチャー、アライアント・テックシステムズ(Alliant Techsystems)が開発を行ったALV X-1ロケットの先端に固定、SOAREXはALV X-1のセカンダリー・ペイロードに搭載されることで打ち上げが実施され、高度400キロに達した後、軌道上に放出。
 HYBOLTは、軌道上で分離した後、地球の熱圏をマッハ8以上の速度で飛行することにより、超音速(ハイパーソニック)飛行時の諸データを収集。開発が進められているX-51Aなどスクラムジェットエンジンなどを搭載した超音速弾道航空機の開発の基礎データとして役立てる。
 SOAREXは宇宙からのサンプルリターン用にNASAが開発をしてきた小型の自律制御可能な再突入用カプセル。小型ロケットで打ち上げられた後、約40分間に渡って微細重力環境で各種実験を行い、その後は、大気圏に再突入して地上まで帰還できる能力を持つ。NASAはこれまでに合計4回に渡って、SOAREXによる再突入実験を実施。今回の実験は多重再突入実験(Multiple Reentry Experiments)を行うため、と説明している。


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