2008年07月07日

NASAの探査衛星「カッシーニ」

NASAの探査衛星「カッシーニ」
 NASAが1997年に打ち上げた土星探査衛星「カッシーニ(Cassini)」が当初予定していた全ての探査計画を今月で全て完了。6月30日以降からは2年間の延長探査期間に突入することが4日までにNASAの発表によって明らかとなった。
 「カッシーニ」は1997年10月に打ち上げられた後、金星と地球の重力場を利用してスイングバイを実行し、2004年6月30日に予定されていた土星の軌道に到達。以降、今月末でちょうど4年間に渡って土星と土星の衛星の探査を続けてきた。
 「カッシーニ」はこの4年間の基本探査期間で、土星の磁場が従来考えられていたよりも強力でその影響度は遠く、地球の周囲にまで影響を与えていることや、土星の衛星「エンケラドゥス(Enceladus)」から放出される物質が土星のE環の主要な供給源になっていることなど、数々の成果につながる観測データを地球に送信することを可能とした他、これまでは見られなかった高解像度の土星やその衛星の映像を送ることに成功した。
 「カッシーニ」は外惑星探査衛星のため、太陽電池パネルではなく、原子力電池を搭載。既に打ち上げから10年以上が経過し、当初予定されていた設計寿命も今月末で過ぎることとなるが、今のところ特に問題となる箇所は生じておらず、2年の延長探査期間に関してもこれまで以上の成果をもたらすことが期待されている。


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