2008年04月20日
燃焼実験に成功したオリオン有人宇宙船の緊急脱出用


燃焼実験に成功したオリオン有人宇宙船の緊急脱出用ロケットモーター
今月14日、米カリフォルニア州サクラメントにあるアエロジェット社(Aerojet Corporation)の実験施設で実施されたオリオン有人宇宙船緊急脱出システム(Orion Launch Abort System)のフルスケール・ロケット・モーターの燃焼実験の模様を撮影したもの。
フルスケールのロケット・モーターの燃焼実験が実施されるのは今回が初の出来事ということもあり、関係者一同が緊張するなか、実験が実施されたが、オリオン有人宇宙船の緊急脱出用ロケット・モーターは問題を起こすことなしに、規定の出力で燃焼実験に成功した。
NASAでは次段階として、このロケット・モーターをオリオン有人宇宙船のそっくりに作られたフルスケール・モックアップモデルに取り付けて、現実と同じシナリオでオリオン有人宇宙船の緊急脱出実験を執り行う予定だ。
このフルスケール・モックアップモデルを用いた緊急脱出用システム実験は年内にも米ニューメキシコ州にある米軍のホワイト・サンズ・ミサイル実験場(White Sands Missile Range)で行われる予定だ。 NASAではこれらの実験を経て2020年までにオリオン有人宇宙船の完成を目指す。
Posted by mar-kun at 17:35│Comments(0)
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