NASAが公開、これが未来の超音速旅客機用のコックピット
最近になり、複数の航空機メーカーが超音速ビジネスジェット機の開発を進めているが、超音速機の場合、有視界飛行には限界があり、既存の方式に代わる新方式の操縦方法の確立が急がれている。
このような状況下で現在、NASAが開発を進めているのが「エクスターナル・ビジョン・システム(External Vision System)」と呼ばれる新方式のコックピットとなる。
NASAでは現在、退役したF-18B戦闘機の後部シートを改造することで、EVSを搭載した実験機を開発して、実際の飛行実験を繰り返している。
画像上はEVSを搭載したF-18B戦闘機の後部シートの映像となる。EVSの場合、航空機に取り付けられたビデオカメラを通じて外部のビデオ映像を撮影(この実験機の場合、ビデオカメラは前部シートのヘッドアップディスプレイ部分に取り付けられている)。その実写映像に様々な航行用のデータをオーバーレイ方式で重ね合わせた上で、コックピットの前部に取り付けられたディスプレイを通じて、パイロットに提示することになる。
関連記事